この時期のみどり
この時期の木々の色は、なんてきれいな緑色をしているのだろう。
木々の芽吹くパワー全開、全て発散しているかのような、若々しい緑色に見とれてしまう。
「こんなにいろいろな緑があるから紅葉がきれいなんだと僕は最近気づいたんだよ。」
前に秋保の講演会場にお連れする際、車の中で野田一夫先生が言われた一言。
なるほど。私も気づきませんでした。
日本には、こんな緑の木々の色を細かく表現できるよう緑色に名前がつけられていて。
萌黄色(もえぎいろ) 萌葱や萌木とも書かれることもあり
若竹色(わかたけいろ) 若い竹の色のような爽やかな緑のこと
鶸色(ひわいろ) 少し明るい黄緑色
等々、実に表現が豊か。
色に対する繊細な表現が出来るのは日本を置いて他にはないでしょう。
この色に対する伝統も残していくべきだよなぁ。
なんて定禅寺ストリートのケヤキ並木を見上げて思う一日。
写真は利府の県民の森で。