さて、息子よ。どこにいこうか?

夏という言葉で頭に思い浮かぶのは「旅行」の二文字なのだ、僕の場合。
これは旅行好きの親父が、僕が小さいときに必ずどこかへ連れて行ったからで、小学生の頃は夏休みの最大の行事は、もっぱら家族旅行と決まっていた。行き先は大抵近県で、親父が車で運転するのが決まりの一つで、そんな裕福な旅行なんかではなくて、時には港町の民宿だったり、古い温泉宿の旅館だったりしたのだが僕にはとても楽しかった。さすがに僕が中学に上がる頃には行かなくなったけれど、小学生の小さい時に見た見知らぬ街なみは新鮮で、いまだに僕の頭に焼きついていたりしている。

そんな親父の影響もあって、僕も旅は大好きだ。
港町には独特の匂いや、音があふれているし、特に東北の街は温かく迎えてくれる人柄いいところが多くて、触れ合える楽しみもある。

今年は特に泊まりに行く予定もあるわけではないが・・

さて・・・
どこに行こうか、息子よ。