時間が味を生むのだね
僕は基本的にウイスキー類はあまり飲まないほうなのだけれど、このお酒は別。
日本最初のウイスキーは嘉永六(一八五三)年、アメリカのペリー総督がもたらしたとされる。明治四年、輸入が始まるが当時はまだ国産ウイスキーはつくられておらず、ウイスキーといえばアルコールを原料にした模造品だった。
阿部は「日本で初めて本格的なウイスキーを作りたい」と考えていた。年があけるとすぐ阿部は、政孝にスコットランド留学を提案する。夢を若い政孝に託したのだ。
情報ソース ニッカを知るよりhttp://www.nikka.com/know/index.html
ここに名前がでてくる政孝とは、竹鶴政孝のことだ。残念ながら国産ウイスキー造りはうまくいなかったようであるが、この後、竹鶴は寿屋(現サントリー)の社長、鳥井信治郎により雇われ山崎蒸留所の完成をみることとなる。
日本のウイスキーの父と呼ばれる「竹鶴」の名前に恥じない、深い味わい。
良いものは良い。
と、いうことだと思う。